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開催日: 2005年3月9日(水) / 2005年3月17日(木)

VMNセミナー 2005
軟部外科アップデート
‥最新の切開法・縫合法(ステープラーの実際) ‥

会 場: 東京:TFTビル (東館 909号室) アクセス
3月軟部外科セミナーでは、最新情報満載のセミナーをオハイオ州立大学獣医外科学教授であるダニエル・スミーク先生に講演していただきます。内容は非常に盛りだくさんで、明日から使える実践的なものばかりですす。教科書には載っていない、経験豊かな外科医だけが知っているコツやワザも一緒に教えてもらいましょう!
東京1日目の「オートステープリング」では、ステープルの様々な実践的活用法の講演です。内容はスキンステープラーだけでなく、血管ステープラー(止血クリップ)、胸腹部(TA)ステープラー、消化管吻合(GIA)ステープラー、端端吻合(EEA)ステープラーなど幅広い応用法を紹介します。「口蓋裂」では、先天性欠損と後天性欠損、また欠損部の状態によって選択される手技が異なりますので、病変別にわかりやすく解説していただきます。内容は、軟口蓋欠損、硬口蓋欠損、Von Langenbeck法、粘膜骨膜フラップ法、後天的病変に対する頬粘膜フラップ、そして合併症、予後、術後管理についてです。

東京2日目、犬の「傍腹側アプローチ」では、選択された症例に対して迅速で、侵襲性の最小限な手術法をご紹介します。この方法により潜在睾丸の摘出や膀胱切開、膀胱結石の除去、膀胱カテーテル設置などを迅速に行えます。また、雌犬・猫の「卵巣子宮摘出術に伴う合併症」を予防する方法と、新しい「帝王切開術」について講演していただきます。「簡単な胃固定術」では肋骨をうまく保持し一人でも行える胃固定術の方法を、「減張法」では有効に張力を軽減するにはどの方法を採用すればよいのか、創傷の種類や部位によって異なる手段を具体的に教えていただきます。

大阪1日目は「会陰ヘルニア」の内閉鎖筋を利用した手術手技と、犬と猫の違いについて、術後の合併症や術後管理につて詳細に講演していただきます。「局所疼痛管理」では、局所麻酔薬の新しい使い方や新しい伝達装置による画期的な術後疼痛管理を紹介します。「問題のある創傷」では、一度直ったはずの創傷が再発したり、どうしても治癒の遅い創傷に対してどのようにアプローチしていけばよいか、順序立てて指導していただきます。

大阪2日目は咬傷など様々な「創傷」に対して、バンデージ法を含めた初期管理から閉鎖するかどうかの選択まで、分かりやすく講演していただきます。特に砂糖を使った創傷管理は非常に有効であることがわかっています。「会陰尿道造瘻術」には合併症が少なくありません。これらを事前に回避する方法、また起こしてしまった後の対処法について講演していただきます。

このほか、「有軸皮弁」は様々な欠損部を覆うすぐれた手法です。有効活用できるよう、代表的な皮弁の作成と適用についても講義していただく予定です。
 

講師

Daniel D. Smeak, DVM, DACVS
オハイオ州立大学軟部外科教授

演題

3月9日(水)
・オートステープリングと止血装置、考察と技術的適応
・口蓋裂の整復、原理とテクニック
3月10日(木)
・雄犬の傍腹側アプローチ:陰睾、膀胱切開のシンプルテクニック
・犬猫の卵巣子宮摘出術:合併症を回避するには
・簡単な切開胃固定術
・創傷部閉鎖の減張テクニック
*時間があれば有軸皮弁の最新情報   大阪/東京
3月16日(水)
・会陰ヘルニア、難治症例の治療 
・局所疼痛管理に対する局所麻酔薬注入法
・問題のある創傷―フィステル形成(方針決定と精査)
3月17日(木)
・創傷管理―方針決定、創傷部の局所管理 
・会陰尿道切開、合併症の回避法(とその治療法)
*時間があれば有軸皮弁の最新情報  大阪/東京

関連ハンドアウト(参考資料)

  • 【3月9日(水)】東京1日目  3/9講義テキスト&スライド一括印刷用<60ページ>
  • 【3月10日(木)】東京2日目  3/10講義テキスト&スライド一括印刷用<71ページ>
  • 【3月16日(水)】大阪1日目  3/16講義テキスト&スライド一括印刷用<57ページ>
  • 【3月17日(木)】大阪2日目  3/17講義テキスト&スライド一括印刷用<51ページ>
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