VMN セミナー情報
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開催日: 2010年5月17日(月) |
アメロイドリング門脈シャント術
症例名 : 孤立性門脈奇静脈シャント
部位 : 門脈
術式 : リングによる遮断術
使用機材 : アメロイドコンストリクター
動物種 : ヨークシャテリア(メス)5歳齢
部位 : 門脈
術式 : リングによる遮断術
使用機材 : アメロイドコンストリクター
動物種 : ヨークシャテリア(メス)5歳齢
講師
南 毅生
獣医師 獣医学博士
演題
アメロイドリング門脈シャント術
オンデマンド
- 一般外科/麻酔科
- 腫瘍科
- 一般外科/麻酔科
- 腫瘍科
ヨークシャー・テリア、5歳、4kg、雌
1.CT撮影
CT造影検査
2.切開
3.シャント上管を遮断して状況確認
結紮糸をかけ仮に遮断して周辺臓器への影響を一度確認してからアメロイドコンストリクターの設置を行う。
4.門脈圧測定
脾臓から直接門脈に留置針を入れて門脈圧を確認する。
5.アメロイドリング装着
アメロイドコンストリクターには5mm、3mmがある。
装着する血管周囲の結合組織はできるだけ剥離しない。剥離しすぎると捻転などを起こすことがある。
6.肝臓の病理検査
肝内、肝外ともに、肝臓内の微細血管シャントを病理組織検査にて確認する。
微細血管シャントがあるとシャント遮断術を行っても肝機能が改善しない。
7.常法閉腹
8.術後CT撮影
術前に十分な輸液をしてアンモニア値をコントロールすることで麻酔リスクを下げる。術後も輸液や食事療法を行う。
2歳以上の門脈シャント手術は術後合併症(致死的な痙攣発作など)を起こしやすい。
2歳以上の症例には術前から抗痙攣薬の投与を行うとする報告があるが、実施したからといってすべての致死的な痙攣発作を予防できるわけではない。
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