VMN セミナー情報
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開催日: 2015年6月16日(火) |
整形外科セミナー2015
跛行診断へのアプローチ
講師
林 慶先生
DVM, MS, PhD, Dipl.ACVS, JCVS
Associate Professor, Section of Small Animal Surgery
Cornell University
Associate Professor, Section of Small Animal Surgery
Cornell University
関連ハンドアウト(参考資料)
オンデマンド
跛行診断 Vol.1
- 整形外科
- 整形外科
●1. 問診 、2. 身体検査、3. 計画
後肢跛行を見るとすぐパテラと考えてしまってはいけない。最初から診断してはいけない。
系統立てたアプローチを行うことを身につける。
a) Problem list
b) Diff.Dx/Rule outs
c) Dx. Plan
d) Tx. Plan
後肢跛行を見るとすぐパテラと考えてしまってはいけない。最初から診断してはいけない。
系統立てたアプローチを行うことを身につける。
a) Problem list
b) Diff.Dx/Rule outs
c) Dx. Plan
d) Tx. Plan
跛行診断 Vol.2
- 整形外科
- 整形外科
●Step 0 初期情報
シグナルメント Signalment
1. 年齢 Age 2. 性別 Sex 3. 品種 Breed(4. サイズ Body size)
年齢とサイズは非常に大事。
主訴 Chief complaint
病歴 History
シグナルメント Signalment
1. 年齢 Age 2. 性別 Sex 3. 品種 Breed(4. サイズ Body size)
年齢とサイズは非常に大事。
主訴 Chief complaint
病歴 History
●主観的情報 問診
飼い主による情報
主訴 CC
病歴:開始 Onset
病歴:経過 Course
治療への反応
飼い主による情報
主訴 CC
病歴:開始 Onset
病歴:経過 Course
治療への反応
●!ここまでの情報を元に第一次仮診断をまとめる“Top 3”
!ただし偏見を持たない
!ただし偏見を持たない
跛行診断 Vol.3
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 1:第一次仮診断
小型犬ー若齢犬-前肢
外傷性(骨折)、先天性脱臼、成長異常
小型犬ー成犬-前肢
脊髄疾患
免疫介在性関節疾患
骨折(前腕、上腕骨遠位)
小型犬ー若齢犬-前肢
外傷性(骨折)、先天性脱臼、成長異常
小型犬ー成犬-前肢
脊髄疾患
免疫介在性関節疾患
骨折(前腕、上腕骨遠位)
跛行診断 Vol.4
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 1:第一次仮診断
大型犬ー若齢犬-前肢
肘関節形成不全
肩関節OCD
汎骨炎
大型犬ー成犬-前肢
肘関節骨関節症
骨腫瘍
肩関節腱症(二頭筋、棘上筋)
大型犬ー若齢犬-前肢
肘関節形成不全
肩関節OCD
汎骨炎
大型犬ー成犬-前肢
肘関節骨関節症
骨腫瘍
肩関節腱症(二頭筋、棘上筋)
跛行診断 Vol.5
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 1:第一次仮診断
小型犬ー若齢犬-後肢
膝蓋骨脱臼
大腿骨頭壊死
成長異常
小型犬ー成犬-後肢
膝蓋骨脱臼
脊髄疾患
前十字靭帯断裂
大型犬ー若齢犬-後肢
股関節形成不全
足根関節OCD
汎骨炎
膝蓋骨脱臼
大型犬ー成犬-後肢
前十字靭帯断裂
股関節骨関節症
腫瘍
脊髄疾患
小型犬ー若齢犬-後肢
膝蓋骨脱臼
大腿骨頭壊死
成長異常
小型犬ー成犬-後肢
膝蓋骨脱臼
脊髄疾患
前十字靭帯断裂
大型犬ー若齢犬-後肢
股関節形成不全
足根関節OCD
汎骨炎
膝蓋骨脱臼
大型犬ー成犬-後肢
前十字靭帯断裂
股関節骨関節症
腫瘍
脊髄疾患
跛行診断 Vol.6
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 2 視診
立位視診、姿勢検査
負重の程度
奇形(内反、外反など)
左右対称性(筋肉、骨盤など)
四肢の長さ
ナックリング
足幅(スタンス)
立位視診、姿勢検査
負重の程度
奇形(内反、外反など)
左右対称性(筋肉、骨盤など)
四肢の長さ
ナックリング
足幅(スタンス)
●立位視診
●座位視診
●歩様検査
●STEP 2 視診:歩様検査
1.異常を描写:跛行を鑑別
1.異常を描写:跛行を鑑別
跛行診断 Vol.7
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 2 視診:歩様検査
2.異常肢を限定(前肢 では“ head bob”を観察)
3.可能であれば跛行と歩様異常を鑑別
2.異常肢を限定(前肢 では“ head bob”を観察)
3.可能であれば跛行と歩様異常を鑑別
●STEP 2 まとめ
本当に跛行か?
‐ 跛行 ‐ 虚弱 ‐ 運動失調
どの足?
‐ 前肢 ‐ 後肢 ‐ 右、左、両側
どのタイプ?
‐ 跛行(負重異常) ‐ 歩様異常
本当に跛行か?
‐ 跛行 ‐ 虚弱 ‐ 運動失調
どの足?
‐ 前肢 ‐ 後肢 ‐ 右、左、両側
どのタイプ?
‐ 跛行(負重異常) ‐ 歩様異常
跛行診断 Vol.8
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 3 第2次仮診断
例1:間欠性右後肢跛行??
例2:部分的負重性右後肢跛行??
例3:部分的負重性右後肢歩様異常??
例1:間欠性右後肢跛行??
例2:部分的負重性右後肢跛行??
例3:部分的負重性右後肢歩様異常??
●STEP 4 身体検査(触診)
1.TPR、一般身体検査
2.神経学的検査
3.整形外科的検査
1.TPR、一般身体検査
2.神経学的検査
3.整形外科的検査
●STEP 4 神経学的検査
1.脳神経
2.頚部伸展屈曲
3.CP(重要)
4.脊椎触診
5.腰仙関節、尾挙上
6.脊髄反射
1.脳神経
2.頚部伸展屈曲
3.CP(重要)
4.脊椎触診
5.腰仙関節、尾挙上
6.脊髄反射
●STEP 4 整形外科的検査
基本操作
Observation 観察
Palpation 触診
Manipulation 関節操作、動作
基本操作
Observation 観察
Palpation 触診
Manipulation 関節操作、動作
跛行診断 Vol.9
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 4 整形外科的検査
1.整形外科的視診
2.筋触診
3.関節腫脹
4.関節可動域
5.関節安定性
6.長骨触診
1.整形外科的視診
2.筋触診
3.関節腫脹
4.関節可動域
5.関節安定性
6.長骨触診
跛行診断 Vol.10
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 4 立位検査
1.手早く脳・頚部神経学的検査
2.肩甲骨周囲の筋肉量
3.肘関節の腫脹
4.前肢CP
5.脊椎・尾部触診
6.大腿筋肉量
7.後肢CP
8.足根、アキレス腱触診
9.膝腫脹触診
10.股関節伸展
1.手早く脳・頚部神経学的検査
2.肩甲骨周囲の筋肉量
3.肘関節の腫脹
4.前肢CP
5.脊椎・尾部触診
6.大腿筋肉量
7.後肢CP
8.足根、アキレス腱触診
9.膝腫脹触診
10.股関節伸展
跛行診断 Vol.11
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 4 後肢 (横臥位)
1.遠位端 触診
2.長骨 触診
3.足根関節 腫脹、可動域、安定性
4.膝関節 腫脹、可動域、安定性
5.股関節 伸展
1.遠位端 触診
2.長骨 触診
3.足根関節 腫脹、可動域、安定性
4.膝関節 腫脹、可動域、安定性
5.股関節 伸展
●STEP 4 横臥位検査:前肢
1.肢端検査
2.各関節腫脹、可動域、安定性
3.長骨触診
4.脊髄反射
5.各種特異的検査
‐ 肘関節伸展
‐ 二頭筋テスト
1.肢端検査
2.各関節腫脹、可動域、安定性
3.長骨触診
4.脊髄反射
5.各種特異的検査
‐ 肘関節伸展
‐ 二頭筋テスト
●STEP 4 横臥位検査:後肢
1.肢端検査
2.各関節腫脹、可動域、安定性
3.長骨触診
4.脊髄反射
5.各種特異的検査
‐ 膝蓋脱臼テスト
‐ Drawerテスト
‐ Ortolani テスト
1.肢端検査
2.各関節腫脹、可動域、安定性
3.長骨触診
4.脊髄反射
5.各種特異的検査
‐ 膝蓋脱臼テスト
‐ Drawerテスト
‐ Ortolani テスト
跛行診断 Vol.12
- 整形外科
- 整形外科
●STEP 5 指針決定
1.問診、身体検査に基づく
第3次仮診断
2.計画 (特に画像診断検査)
a) Problem list
b) Diff.Dx/Rule‐outs
c) Dx. Plan
d) Tx. Plan
1.問診、身体検査に基づく
第3次仮診断
2.計画 (特に画像診断検査)
a) Problem list
b) Diff.Dx/Rule‐outs
c) Dx. Plan
d) Tx. Plan
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