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開催日: 2013年12月8日(日)

<みんなの疑問解消編> 眼科(眼の超音波検査)

会 場: AP横浜駅西口 A室 神奈川県横浜市西区北幸2丁目6番1号 横浜APビル4F アクセス

講師

印牧 信行先生
麻布大学 小動物臨床研究室

演題

眼科(眼の超音波検査)

関連ハンドアウト(参考資料)

オンデマンド

Vol.1
  • 眼科

●質問の確認
●超音波検査とは
眼の超音波検査の場合プローブは10MHz以上
AモードとBモード●眼超音波の目的
角膜浮腫、前房出血、白内障、硝子体出血など中間透光体が不明瞭な場合に内構造および眼内病変部を評価する。
眼窩構造および眼窩病変部を評価する。

Vol.2
  • 眼科

●方法論
プローブまたは、スタンドオフを装着したプローブを角膜に接着して超音波画像を得る。
点眼麻酔としてベノキシール点眼液を用いる。
角膜保護材としてスコピゾルの点眼を行う。
直接角膜にプローブを接着する場合は超音波ゼリーとして滅菌アクアソニック100などの滅菌超音波ゲルを用いる。通常の超音波ゼリーは用いない。
その他KYゼリー(Johnson&Johnson)を用いる。
スタンドオフ(オフセットデバイス)を用いれば、特別なことがなければ通常の超音波ゲルで行える。

Vol.3
  • 眼科

●超音波検査(Bモード)
●眼球の計測値と超音波断層像
断層像が視神経溝を貫いている像で観察、計測を心がける。時計に見立てて方向を記録する。
眼軸長、総眼軸長(前房深度、水晶体厚
中型の成犬であれば総眼軸長は28.18mm、前房深度は4.18mm、水晶体厚6.92mm、硝子体軸長10.08mmが平均値。
猫はじゃっかん水晶体厚が犬よりも厚い。

Vol.4
  • 眼科

●プローブの当て方
9時−3時断層像、12-6時断層像を記録する。●超音波画像による網膜剥離のパターン分離
同じ網膜剥離でも断層の像により違う。すり鉢型、平皿型、偏在型、業種タイプに分ける。●水晶体後方脱臼
完全脱臼は6時側に沈んでいることが多い。

Vol.5
  • 眼科

●眼球の超音波画像とおもな眼疾患
光彩、網様体の異常:緑内障、網様体腺腫、前房出血
水晶体の異常:白内障、水晶体萎縮、水晶体の後方脱臼
硝子体異常:第一次硝子体過形成遺残、正常硝子体症、硝子体出血
網膜の異常:網膜剥離
眼窩の異常:眼窩膿瘍、眼窩腫瘍

Vol.6
  • 眼科

●プローブの形状と音響スタンドオフ
音響スタンドオフはプローブの前に置くことで焦点距離を変更することができる。●自作スタンドオフの作り方
●セクタ型のプローブによる超音波画像
●リニア型のプローブによる超音波画像
スタンドオフをうまく使う。●質疑応答

Vol.7
  • 眼科

●眼細胞診の注意事項
眼瞼や結膜など付属器の細胞診では、鼻涙系損傷の防止、瞬き障害の防止。
防水および前眼房内構想の細胞診は25〜30Gで、二次防水への注意、虹彩・毛様体における可能な四分の1切除、虹彩出血への注意、強膜穿刺部における穿刺後浸潤に注意する。
眼球壁(角膜、強膜)の細胞診では角膜軟化症の防止、8mm径以内の可能な全層切除を行う。
後眼部(硝子体、網膜)への細胞診はほとんど実施されない。
眼窩の細胞診は23Gを用い、実施前に超音波検査は必須で、CT、MRI検査が必要。

Vol.8
  • 眼科

●眼窩細胞診を行った犬のリンパ腫
眼窩の異常の場合は必ず眼底検査を行う。●超音波検査所見
●右眼のCT、MRI所見
●治療と第20病日のCT所

Vol.9
  • 眼科

●猫虹彩の黒色症と黒色腫
黒色腫は膨隆し、散在性で場合によっては隅角浸潤、強膜浸潤が見られる。●虹彩黒色症
隅角部を観察して膨隆があるかを確認する。●虹彩萎縮と虹彩黒色症
●悪性黒色症
●猫のびまん性虹彩黒色腫
猫特有の黒色腫。緑内障発症までに5〜7年。細胞形態と予後に関連が無い。毛様体の浸潤があるかないかで予後が変わる。転移率63%。●猫びまん性虹彩黒色腫における病理

Vol.10
  • 眼科

●犬と猫の黒色腫
猫は眼性黒色腫よりも皮膚や口腔黒色腫が多く、猫は皮膚や口腔黒色腫よりも眼性黒色腫が多い。
犬は上眼球黒色腫(良性)、前部ぶどう膜黒色腫(良性・悪性)、毛様体上皮腫(良性・悪性)、脈絡膜黒色腫(良性?)、若齢犬のぶどう膜黒色結節(良性)
猫の場合は浸潤性虹彩黒色腫(悪性)

Vol.11
  • 眼科

●質疑応答

動画要約(全文)

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