VMN セミナー情報
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開催日: 2013年3月17日(日) |
歯科学セミナー 抜くべき歯と抜く必要のない歯
抜いたらどうする?抜けなかったらどうする?
QOL向上のための抜歯術 Part3
講師
演題
「抜くべき歯と抜く必要のない歯、抜いたらどうする?抜けなかったらどうする?
QOL向上のための抜歯術 Part3」
関連ハンドアウト(参考資料)
- 「抜くべき歯と抜く必要のない歯、抜いたらどうする?抜けなかったらどうする? QOL向上のための抜歯術 Part3」(ご講演資料)※奥田先生のご講演は前回のセミナーの続きとなりますため、セミナー資料は前回と同一のものとなります。ダウンロードする(112 KB)
オンデマンド
Vol.1
- その他
- その他
●外科処置に必要な器具
エレベーターとラクゼーターの違い。エレベーターはテコ力で脱臼させるが、ラクゼーターは切る。
抜歯鉗子はいろんなものがあるが、人間用は使いづらいので動物用を使う。
骨膜剥離子は歯肉を壊してしまうことがあるので注意。
粘膜剥離子は歯肉がはがしやすい
Vol.2
- その他
- その他
●歯の構造
歯根膜は靭帯なので歯周病などがない限り、そうそう簡単には切れない。歯周病など時には注意しないと周辺を破壊することがある。 ●単根歯の抜歯
ぐらぐらしている歯ほどレントゲンを撮る。 ●犬歯の抜歯
上顎の犬歯は比較的抜きやすい。
切開する場合は歯の位置からできるだけ離したところに切開線をおく。
歯槽粘膜を用いたフラップをできるだけ用い、切開線を骨の上におけるようにする。
タングステンではなく、ダイヤモンドバーを使用する。
きちんと脱臼させて軸上で回転させ、歯根軸の方向で引っ張る。
縫合はバイクリルを用いる。PDSは吸収までの時間が長過ぎる。
縛りすぎると虚血が起こり感染をまねくので、フラップは寄せる程度にする。 ●猫の破折犬歯の抜歯
猫も犬となんら変わりない。
Vol.3
- その他
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●猫の下顎犬歯の抜歯
下顎の犬歯の抜歯は難しい。
短頭種の下顎犬歯は正常でもかなり動揺するがこれは正常である。
歯周病があればあるほど下顎犬歯の抜歯は気をつけないと骨折させる。
頭蓋のレントゲンを撮影しても骨折部は分からないことがある。
下顎の第一切開線は第3切歯と犬歯の間。
吸収病巣がある場合、残痕があっていい場合といけない場合があるので注意。
Vol.4
- その他
- その他
●多根歯の抜歯
抜きたくない歯は丁寧に。歯肉で守ってあげる。
どんなに炎症があっても骨膜は固い。
歯軸にそってゆっくり抜く。
Vol.5
- その他
- その他
犬で最も多いのは第4前臼歯。
まず鎮静、前処置、抗生剤投与、続いて麻酔をしたら骨折が疑われるのであればまずレントゲン。それ以外は除石をしてからレントゲン。
切る時には根分岐部から自分が抜きたい方向に向かって切る。
小さな歯に関しては、歯肉は絶対に切らないように。
骨棘はダイヤモンドバーで、肉芽はと超音波スケーラーでスムージングする。
縫合で大事なのは縛ることではなく、血餅を保持しドライポケットを作らないこと。開放はよくないモノフィラメントの糸で1糸でも2糸でもかける。
糸が落ちなければ3〜4週間で抜歯すること。
Vol.6
- その他
- その他
●ネコ臼歯の抜歯 ●抜歯窩の閉創 ●抜歯創の縫合 ●抜歯窩の処置 ●抜歯窩の修復 ●抜歯創の修復 ●抜歯の治療機転
Vol.7
- その他
- その他
●歯根膜の狭い〜部分的に癒着を起こしてる歯根の脱臼 ●残根が鼻腔内に埋入 ●口腔鼻腔癆 ●骨補填材の必要性
Vol.8
- その他
- その他
●どうしても除去しなければならない残根 ●残根を作りやすい条件
老齢、吸収病巣、破折歯、歯内治療歯、若齢
残根を残さないためにはまずレントゲンを撮影すること。 ●残根の影響
残根の影響は鼻にもいくし、目にもいくことがある。 ●どうしても除去しなければならない残根
根尖周囲病巣がある場合。歯肉に炎症がある場合はどうしても除去する。
永久歯の移動を期待して抜歯する乳歯も残根を作ってはいけない。 ●残根の除去 ●外部吸収歯:歯根膜の影響 ●吸収病巣の診断
レントゲンを撮影するしかない。 ●歯周炎を伴わないステージ
Vol.9
- その他
- その他
●粘膜浮腫、ラヌラ ●眼球、眼窩への影響
上顎後臼歯部は注意。消毒等も注意。中性水を用いる。無ければ水道水。 ●頬骨線乳頭の拡大、分泌障害 ●医原性障害
鎮痛を必ず行う。レントゲンを撮る。フラップを作って抜歯に自信がなければないほど術野は広く。多根歯は分割する。エレベータの使用は注意。
抗生物質のペレットなど異物は入れない。
縫合には4−0のモノクリルを用いる。角針。 ●質疑応答
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