VMN セミナー情報
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開催日: 2012年12月16日(日) |
内科学セミナー
講師
演題
「止血異常を認めたときには」
※止血異常があったときにどのように検査を進めるか、どのように治療してゆけば良いのかなどを症例に基づいて解説
関連ハンドアウト(参考資料)
- 「止血異常を認めたときには」(ご講演資料)※止血異常があったときにどのように検査を進めるか、どのように治療してゆけば良いのかなどを症例に基づいて解説ダウンロードする(22.1 MB)
オンデマンド
Vol.1
- 一般内科
- 一般内科
●止血異常症 ●止血異常と血液凝固との違い
血液凝固は止血機構の一部である。 ●止血不全と凝固不全
止血不全は血管、血小板、凝固因子、線溶系のいずれかで異常が出現する。 ●止血異常
血小板の異常(再生不良性貧血と非再生性貧血を混同しないように。)
凝固因子の異常(先天的な凝固因子欠損症は滅多に見ないだろう。二次性の凝固因子欠損症のほうが遥かに見る)
血管の異常
線溶系の異常
Vol.2
- 一般内科
- 一般内科
●臨床症状による止血異常の鑑別
点状出血と鼻出血は血小板障害に特異的
筋肉内出血、関節内出血は凝固障害に特異的 ●止血機構 ●巨核球系細胞の分化
まずは、血小板から見て行くこと。 ●血小板の形態変化 ●血小板の粘着および凝集 ●血液凝固カスケード
Vol.3
- 一般内科
- 一般内科
●止血スクリーニング検査 ●頬側粘膜出血時間(BMBT)
流れてきた血液だけを吸い取ることが重要。 ●頬側粘膜出血時間(BMBT)の実施法[動画あり] ●アスピリン投与による血小板凝集とBMBT
PT、APTTは変化しない。血小板が異常になると出血時間は延長する。 ●健康犬におけるPT、APTTおよびAT3
キットによって検査結果が変わってくるので、検査センターに出すときには同一のところにする。
人間の検査センターではAT3は高めに出るので注意。 ●凝固系検査時の注意点
クエン酸Naの量に注意すること。
採血時に針先で血管を探ると検査値の異常が出る。クリーンショットを心がける
人用の検査センサーでの結果は何秒で返してもらう。
依頼している検査センターの正常値を出しておく。
Vol.4
- 一般内科
- 一般内科
●凝固因子/抗凝固因子の性状 ●凝固因子 ●アンチトロンビン3の構想と機能 ●ビタミンK依存性凝固因子 ●ビタミンK依存性凝固因子の代謝 ●ビタミンK欠乏症
2、7、9因子の欠乏。
食べたのが確実であればビタミンKを投与したり、早ければ胃洗浄したほうが無難。
Vol.5
- 一般内科
- 一般内科
●血小板増多症
100万を越えれば血栓症などのリスクが高くなる。 ●血小板減少症
採血時の手技に注意。血小板カウンターによる測定誤差。キャバリアでの想定に注意。 ●キャバリアの血小板減少症症例
必ず塗抹を見ること。 ●血小板の破壊・消費の亢進
●特発性血小板減少性紫斑病(ITP)とは? ●特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の発症年齢および性別
雌>雄、6〜7歳で発症。 ●ITPの臨床症状 ●ITPの品種
日本ではマルチーズに多い、海外だとプードルなど ●ITPの予後
免疫介在性疾患だからといって長生きできますと言えない。
Vol.5
- 一般内科
- 一般内科
●遺伝性の止血異常症
そんなに多くはない。ビーグルは第7因子欠損、猫は第12因子欠損。 ●症例
若齢の雄に多い、血友病A。 ●凝固因子と補正試験
●血友病とは?
X染色体上にある。雄だけで雌には発症しない。第8因子の欠損。
血友病Bは第9因子の欠損。 ●血友病Aの治療の考え方
全血輸血、凍結血漿
予防は運動制限、筋肉注射は避ける、完全な圧迫止血。
Vol.5
- 一般内科
- 一般内科
●フォン・ビルブランド病
かなり遺伝性の高い疾患である。
1型はドーベルマン、コーギーが多い。特にアメリカ産のドーベルマン。 ●診断の進め方
好発犬種は十分な問診が必要。 ●症例
治療はデスモプレシン ●マルチマー解析 ●同腹犬の検討
Vol.5
- 一般内科
- 一般内科
●播種性血管内凝固症候群(DIC)
●症例
●先生方も経験ありませんか? ●DICの発症メカニズム
出血がなくても多臓器不全が起きてくるので注意。 ●獣医学領域におけるDICの基礎疾患
子宮蓄膿症に関しては内科療法を選択する時にはDICになる可能性を重々話す。 ●DOIの診断基準
数値だけでは診断してはならない。基礎疾患を見極めなければならない。
Vol.6
- 一般内科
- 一般内科
●腫瘍症例における止血凝固異常の頻度●症例
乳腺がんは非常にDICをおこしやすい。●DICの基礎的な考え方
原因となる基礎疾患の除去
抗凝固剤の使用(ヘパリン、低分子ヘパリン、セリンプロテアーゼ阻害剤)
凝固因子や抗凝固因子の補充 ●まとめ●質疑応答
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