VMN セミナー情報
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開催日: 2012年4月15日(日) / 2012年4月21日(土) |
神経科セミナー2012/第19回 神経科セミナー
講師
演題
1.非疼痛性脊髄疾患
2.椎間板疾患
急性 vs 慢性
小型犬 vs 大型犬?
Ⅰ型疾患 vs Ⅱ型疾患
1.脳神経障害
2.犬と猫の前庭疾患
関連ハンドアウト(参考資料)
オンデマンド
Vol.01 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●イントロダクション
脊髄の外側から圧迫するものだと痛みを伴う、脊髄の中側から圧迫だと痛みを伴わない
血管性、炎症性、奇形、腫瘍、変性性(一番多いのは変性性脊髄症)●虚血性脊髄症
脊髄の主な疾患は3つで、背側に2つ、腹側に1つある。
頸髄と腰髄は血流が多いため閉塞が多く見られる。
●虚血性脊髄症 病態生理
繊維軟骨性の塞栓物により閉塞することが多い。
なぜ閉塞するかには様々な説がある。
Vol.02 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●犬の虚血型脊髄症 診断
超大型犬種に多い(3/4が25kg以上)。また、中齢以上で雄に多い。小型犬ではミニチュア・シュナウザーに多い。
運動後起こることが多く、初期に痛みが見られるが来院時には見られないことが多い。殆ど進行はしない。
通常は非対称性に見られる。損傷がひどいと痛覚の消失まで起こる。
脊髄造影までだと特異的所見がないので除外診断しかないがMRIを使えば特異的に虚血性脊髄症の診断ができる。
動物の場合は発症から48時間内だとMRIで得意的所見を発見できないこともある。
神経所見の重症度とMRIの異常所見が一致することが多い。
Vol.03 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●犬の虚血型脊髄症 転帰
ほとんどが補助無しで受傷後2週までに歩行可能で予後良好。完全回復迄は2〜3ヶ月。●症例(動画あり)●猫の虚血型脊髄症
猫でも認められるが犬ほど一般的ではない。猫では頸椎でおこることが多い。
Vol.04 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●変性性脊髄症
発症はゆっくり起こり、進行性であるところが虚血性脊髄症と違う。悪化するまで6ヶ月〜3年。
猫では稀である。中年齢での発症が多く、雌雄差はない。中型〜大型のGシェパード、ボクサー、コーギー等に多い。
進行すると起立困難になる。●症例(動画あり)
進行すると呼吸筋にも影響を及ぼすことがある。
通常は胸腰椎から尾側に進行する。進行すると前方にも広がり、2〜3年で死亡することが多い。
Vol.05 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●変性性脊髄症に類似した疾患
ハンセンII型椎間板疾患など●診断検査●硬化性脊髄症●変性性脊髄症は遺伝性?●検査結果の意義●遺伝型の概要●変性性脊髄症が確認された15犬種●治療/予後 非疼痛性脊髄疾患
得意的な治療法はない。一番いいのは理学療法。ビタミンなどの有効性は証明されていない。
長期的な予後は不良。理学療法で延命効果が期待できる。
Vol.06 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●脊髄空洞症●なぜ起こるのか?
外傷、炎症、奇形、腫瘍等から二次的に起こることが多い。●キアリ様奇形●正常な頭蓋骨/小脳とは?
症状を出さないこともある。主なものは頸部痛。
Vol.07 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●脳脊髄液流への影響●臨床症状(動画あり)
引っ掻く、脊柱側弯、疼痛、運動失調、不全麻痺●内科療法
プレドニソン、ガバペンチンなど●外科療法●まとめ
予後は要注意
Vol.08 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●質疑応答1
Vol.09 非疼痛性脊髄疾患
- 脳神経科
- 脳神経科
●質疑応答2
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