VMN セミナー情報
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開催日: 2012年3月11日(日) |
神経学セミナー
講師
演題
関連ハンドアウト(参考資料)
- 「ウェルシュ・コーギーの脊髄疾患」(ご講演資料)ダウンロードする(1.63 MB)
オンデマンド
Vol.01
- 脳神経科
- 脳神経科
●手術をしたほうがいいのか?しないほうがいいのか?
●ウエルッシュコーギーのかかりやすい疾患(インターネット編)
椎間板ヘルニア、てんかん、その他(ガウガウ症候群?)
●ウエルッシュコーギーの多発性疾患(東大病理編)
炎症性筋症、組織球性肉腫、変性性脊髄症 ●ウエルッシュコーギーの脊髄疾患
FCE繊維軟骨塞栓症
脊髄腫瘍
椎間板ヘルニア
脊髄変性症(変性性脊髄症はおかしくないか?)
Vol.02
- 脳神経科
- 脳神経科
●繊維軟骨塞栓症
椎間板の髄核が血管内に入り込むなんておかしい?未だなぞ
●症例:(動画)頸部椎間板ヘルニアとはちょっと違う。痛みを伴わない。
レントゲン(造影)、MRI所見
●症例2:起立不能。疼痛(-)
動画
※好発犬種はミニチュアシュナウザーとシェルティー
●まとめ
比較的若くして発症し、痛みが無く、発生は非常に稀。
早期診断して、早くリハビリをするのか1ヶ月の運動抑制を行うのかを考える、もちろん手術はしない。
Vol.03
- 脳神経科
- 脳神経科
●脊髄腫瘍
もちろん手術しないといけない脊髄疾患。
●症例:膝蓋腱反射は正常。(動画)
MRIにより腫瘍を確認。
手術所見
術後(動画) ●SOD1遺伝子検査 ●症例2
レントゲン所見、CT、MRI所見
手術所見:手術中は頸部筋肉の取扱いに注意。(組織球性肉腫:体中どこでもできる。好発部位は肺) ●まとめ
脊髄腫瘍は手術。発生は稀。
Vol.04
- 脳神経科
- 脳神経科
●椎間板ヘルニア
老齢のコーギーの多くに存在する。ただし、やはりミニチュアダックスフンドが多い。
脊髄変性症との鑑別が重要、椎間板ヘルニアは手術、脊髄変性症は手術しない。
●症例:動画(膝蓋腱反射)
内科治療後の動画
●まとめ
コーギーは好発犬種だが臨床症状を伴わないか軽いものが多い
10歳以上は画像所見、膝蓋腱反射を検査して、慎重に対処。
Vol.05
- 脳神経科
- 脳神経科
●脊髄変性症
発症年齢は11歳以上というのが多い。
雌雄差は雌のほうが多い。
膝蓋腱反射は消失や低下が多い。
MRIではたいてい軽い椎間板ヘルニアがある。
●症例:典型的な歩きかた(動画)、 膝蓋腱反射の消失(動画)
MRIは異常なし。となると末梢神経疾患かな?となる。筋電図検査を行った。
(動画)プレなどの内科療法にほとんど反応しない。脊髄変性症だと早い段階で車いすを勧めたほうがいい(前足が麻痺する前に)。
コーギーの脊髄変性症は末梢神経も侵される。
SOD1遺伝子を測定する。
ニコチン酸が神経の脱髄を再生すると言われている(ユベロのニコチネートを用いた)
Vol.06
- 脳神経科
- 脳神経科
●病理所見●コーギーの脊髄変性症は今まで報告がある脊髄変性症と異なるのか?(他とはまったくタイプが違う)
●症例(動画)
MRI、筋電図検査
●まとめ
10歳をすぎての発症が多く、雌犬に多い。
神経根と末梢神経が侵される。膝蓋腱反射が低下あるいは消失する。
●考察
発症の年齢、典型的な歩き方、膝蓋腱反射の低下もしくは消失、画像診断で臨床症状を呈する様な異常がない、SOD1遺伝子変異の陽性。ステロイドが効かないの6項目を満たせばDMの生前診断可能と考える。
※これを見極めないと手術してしまう。
Vol.07
- 脳神経科
- 脳神経科
●質疑応答
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