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開催日: 2012年3月11日(日)

歯科学セミナー 顎顔面部に生じた臨床症状に対する仮診断からFirst aidまで

会 場: TKP横浜駅西口 ビジネスセンター アクセス

講師

奥田 綾子先生
アメリカ獣医学会認定歯科専門医

演題

「臨床症状から考える口腔内疾患のパート2 ~開口閉口障害など」

関連ハンドアウト(参考資料)

  • 「顎顔面部に生じた臨床症状に対する仮診断からFirst aidまで」(ご講演資料)
    ※奥田先生のご講演は前回のセミナーの続きとなりますため、セミナー資料は前回と同一のものとなります。

オンデマンド

Vol.01
  • その他

●顔面腫大・口腔内外瘻孔の形成
歯冠破折は、犬では上顎の第四前臼歯、猫では犬歯に多い。
吸収病巣は猫の1/3頭と非常に多い。原因はまだよく分かっていない。
犬の吸収病巣も増えてきている。
変形歯はトイ犬種の下顎の第一後臼歯に多く見られる。突然根尖性病巣を見せる。ほぼ両側性に出る。
粘膜への歯垢や歯石の接触により穴があくこともある。

Vol.02
  • その他

●症例:歯冠破折
顔面の腫大があったらまず口の中を視診して、レントゲンを撮る。原因歯を特定しなければ再発を繰り返すことがある。 ●破折の診断
着色のあるところに探針を入れてつるつるしていたら特別治療することはないが、探針が入るなら中が壊れている可能性が高い。
探針を持ってなければ23Gの注射針などを用いる。
歯の外側が削れていたら口の中に入らないもので遊んでいることが多く、布などのやらかいもので歯が削れないと思ったら大間違い。

Vol.03
  • その他

●歯周病性の顔面の腫大
犬歯でなくても腔腔鼻腔瘻はできる。
歯石などが多くついている汚い歯が原因歯とは限らないのでレントゲンとかで必ず確認する。
●変形歯
●犬の吸収病巣 ●口腔内粘膜部の炎症
何でも歯を抜けばいいというものではない。
●症例:残根
口の中に歯が見えないことは歯がないことではないかもしれないので注意する。 ●上顎犬歯から目への炎症が波及することが多い。特に猫。 ●上顎の歯周病や嚢胞などは不用意にプローブやエレベーターを刺すと目をついてしまう可能性があるので注意する。

Vol.04
  • その他

●例:歯が原因だけど目が飛び出したとか目に炎症が波及した例
●骨壊死性歯周炎
●埋伏歯、含歯性嚢胞
完全切除しないと再発を繰り返す。 ●発生嚢胞
●萌出嚢胞、歯蓋
歯肉は再生されないので、全部切り取ってはダメ。

Vol.05
  • その他

●腫瘍による顎顔面の腫大。
菌原性腫瘍と非菌原性腫瘍に別れる。
●歯肉過形成症
シェルティーやコリーに家族性に多い。
人間は女性に多いが犬では性差は見られないように思う。 ●セメント形成性繊維腫 ●猫下顎Bリンパ腫
涎をたらすのは痛いか嚥下ができないか。 ●上顎犬歯〜鼻腔吻側の腫瘍

Vol.06
  • その他

●額の変位
一番大きいのは咬合異常●咬合異常
犬や猫の歯は人と違い、特に前臼歯まではぶつかってはいけない。●鼻骨の骨折 ●上下顎骨骨折●脱臼による顎の変位
通常は健常側に曲がるが必ずレントゲンで検査。 ●歯周炎に伴う骨折
短頭種の下顎の正中縫合は空いている。 ●顎関節部の骨折●Ankylosis(関節硬直)

Vol.07
  • その他

●開口障害と閉口障害
炎症による障害が多いと思われる。また痛みを伴う様な腫瘍があると口をうまく動かせない。 ●顎関節障害による開口障害
●顎関節アンキロージズ ●TMJ骨折後の骨性癒着 ●猫の口内炎過形成性肉芽
●口腔内扁平上皮癌
口腔内の扁平上皮癌は放射線も抗癌剤もあまり効かない。 ●犬のCMO(頭蓋下顎骨症)
●外耳道炎による炎症性閉口障害
●腫瘍性開口/閉口障害 ●顎関節側方脱臼による閉口障害

動画要約(全文)

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