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VMN セミナー情報

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開催日: 2012年2月12日(日)

循環器セミナー

会 場: 福岡会場

講師

藤井 洋子先生
麻布大学獣医学部外科第一研究室

演題

「猫で心雑音を聴取したら─実践的アプローチについて」

関連ハンドアウト(参考資料)

  • 「猫で心雑音を聴取したら─実践的アプローチについて」(ご講演資料)

オンデマンド

Vol.01
  • 循環器科

●心雑音ー心筋症という固定観念を捨てる ●猫の心雑音へのアプローチ
どういう心雑音で最強点は(猫は最強点を見極めるのが犬とは違う)?収縮期性か?拡張期性か?その他の異常心音は?
心疾患だけでなく心外疾患がないかに注意。
年齢による大まかなプロファイリングを行うが先入観に注意する。
●臨床上健康な猫における心雑音の出現率 ●心雑音以外の身体検査所見は?
発熱、心拍数、呼吸音、頸部マス(特に甲状腺の触診、甲状腺機能亢進症の8割で肥大が認められる)、腹部触診
※「咳」は臨床症状としては稀で、猫の心疾患ではあまりない。

Vol.02
  • 循環器科

●心雑音のある老齢猫でチェックが勧められる項目
血液検査、T4、血圧、尿検査 ●貧血と循環器系
心雑音、高拍出症候群 ●総血管抵抗と心拍出量・血圧の関係 ●貧血vs.鬱血性心不全 ●なぜ貧血だと心雑音がでるのか?(レイノルズ数) ●症例:

Vol.03
  • 循環器科

●症例: ●貧血vs.鬱血性心不全
高血圧があると僧帽弁逆流は悪化する。 ●高血圧の診断
血圧測定をしないと高血圧の診断はできない。
測定は複数回行う ●高血圧猫の心臓エコーにおける左室肥大の出現率
47〜84% ●代償性心肥大 ●ラプラスの法則 ●代償性心室肥大 ●高血圧による生じる心肥大パターン
●腎機能低下と心肥大

Vol.04
  • 循環器科

●高血圧を引き起こす基礎疾患(猫)
腎疾患、甲状腺機能亢進症、その他(副腎皮質機能亢進症、高アルドステロン血症、クロム親和性細胞腫など)、糖尿病 ●高血圧によって生じる臓器ダメージ
眼病変(失明など)
心臓疾患(肥大など、X線ラテラル像で大動脈が波うっていれば血圧を測定したほうがいい)
腎疾患(160mmH以上で腎障害リスクが3倍)
神経症状がないか?
※これらの臓器は短い距離で圧較差を生じている血管なので高血圧の影響を受けやすい。 ●ステロイドvs.鬱血性心不全 ●症例:考察

Vol.05
  • 循環器科

●症例:
甲状腺機能亢進症だと肝酵素が上がっているのが多い。末期は腎パネルの悪化。 ●治療とモニター ●総血管抵抗と心拍出量・血圧の関係 ●症例

Vol.06
  • 循環器科

●甲状腺機能亢進症
両側性が70%、年齢4-20歳(95%が10鎖以上)
甲状腺機能亢進症では約半数に心雑音が見られる。頻脈が6割。●甲状腺機能亢進症における心エコー検査
心肥大は可逆的である場合が多い。
●甲状腺機能亢進症とAVB(房室ブロック) ●甲状腺機能亢進症の転帰

Vol.07
  • 循環器科

●臨床上健康な中年齢猫の心雑音
心雑音のヒストリーは? ●肥大型心筋症(HCM)
求心性肥大はX線検査で現れにくい。 ●猫のVHS測定 ●病態が重篤にもかかわらずX線上で異常が現れにくい循環器疾患
肥大型心筋症、大動脈狭窄症、肺動脈狭窄症、肺高血圧症、心臓腫瘍、右側三心房心 ●肥大型心筋症(HCM)ヒストリー
年齢2ヶ月〜17歳、雄が87%、メインクーン、ペルシャ系、アメショ、ノルゥージャンフォレストキャット、ラグドールなどに好発。
無症状な期間がかなり長いことがある。咳はめったにない。心雑音は6割以上に見られる。 ●HCMの症状発現のきっかけ
点滴、麻酔(ケタミン、タイレタミン)、長時間作用型ステロイド、外傷、上部気道疾患 ●心雑音はHCMのスクリーニングに有効か?
3割くらいしか心雑音で見つけられないけど、心雑音があれば87%心筋症である。
無症状のものをスクリーニングするのは心エコー検査である。

Vol.08
  • 循環器科

●猫のHCMの心エコー所見の診断基準
拡張末期の壁厚が6mmより大きく、50%異常の左室後壁あるいは心室中隔が侵されているもの ●Mモードでの診断 ●エコー動画 ●猫のHCMのパターン ●左室肥大の類症鑑別 ●水和状態と心エコー所見
脱水しているとエコー所見が大きく変わるので注意。

Vol.09
  • 循環器科

●HCMの心雑音の原因 ●左心室の流出路障害 ●βブロッカー ●収縮期前方運動(エコー動画) ●動的右室流出路障害(DRVO) ●HCM予後因子 ●HCM猫の生存期間
無症状1129日、失神654日、鬱血性心不全563日、動脈血栓塞栓症184日 ●肥大型心筋症
人では50〜70%が家族性。同じようにメインクーンとラグドールで遺伝子が見つかっている。
但し、遺伝子異常があるから必ず発症するわけではない。 ●猫のHCMの遺伝子診断 ●HCMの病態形成に影響を与える因子 ●遺伝子検査は意味がないのか?

Vol.10
  • 循環器科

●症例(エコー動画)
心臓内血栓 ●拘束型心筋症(RCM)
必ずしも心雑音が出るとは限らない。 ●心内膜心筋線維症 ●症例(エコー動画)

Vol.11
  • 循環器科

●猫の先天性心疾患・血管奇形
犬よりも発生率は低い0.02% ●症例(エコー動画)
心室中隔欠損 ●症例(エコー動画)
大動脈弁下部狭窄症 ●症例(エコー動画)
右室二腔症と心室中隔欠損 ●症例(エコー動画)
三心房心 猫は左に多く、犬は右に多い。

Vol.12
  • 循環器科

●質疑応答

動画要約(全文)

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