VMN セミナー情報

●内視鏡外科手術の概要 ●内視鏡外科手術のメリット
傷が小さいので、痛みが少なく、術後の回復が早い。
腹腔内臓器の乾燥が最小限でできるため胃腸機能の回復が早いし、癒着、イレウス防止になる。また、体温低下を防止できる。
拡大視野、詳細な手術が可能で、術中情報の共有ができる。　
組織生検の確実性と安全性が確保できる。 ●内視鏡外科手術のデメリット
技術的なトレーニングが必要で、機器が高額である。

●内視鏡下検査の適応
生検、評価、門脈造影 ●治療的な内視鏡下手術の適応
腹腔鏡手術：卵巣・子宮摘出臑術、停留睾丸、予防的腹壁固定術、膀胱結石、胆嚢摘出術が主な適応で、その他多くのことができる。
胸腔鏡手術：心嚢膜切除術、肺葉部分切除術など
インターベンション内視鏡治療

●内視鏡手術システム ●ビデオカメラ装置
ハイビジョン、3CCD，1CCDがある。 ●硬性鏡（テレスコープ） ●光源装置
ハロゲンとキセノンがある。 ●気腹装置 ●気腹針 ●トロッカー ●鉗子
いろいろな種類がある。 ●超音波凝固切開装置（超音波メス）
3〜4mm以下の血管に適応する。
キャビテーションに注意。

●超音波メスを使った脾臓の摘出（動画）
時間がかかるのであまり腹腔鏡ではやらない。
アクティブブレードは視界の手前側にもってくる。 ●電気凝固切開装置
あまり使い勝手はよくない。7mm以下の血管に適応できるが、コストがかかる。 ●電気メス ●データ管理（動画記録装置） ●曇り止め ●無菌標本回収機

●基本的テクニック ●気腹について ●術源検査、処置 ●麻酔管理
炭酸ガスによる影響をミルためにCO2モニターを行う。 ●気腹
気腹針、オープン法、つり上げ法（今はほとんど使わない）がある。
気腹針は臓器を損傷する危険性はある。オープン法は小切開してトロッカーを入れる。 ●気腹針の使用法
ペンを持つ様に持ち、2回の抵抗感を感じることに注意。
最後肋骨、剣状突起、臍の三角領域が安全 ●オープン法
皮膚、腹膜を切開してトロッカーを入れる。 ●二酸化炭素ガスは体重により流量を変える。 ●気腹針の刺入
誤刺入の予防には、ドロップテストとシリンジテストがある。（動画）
シリンジテストでだいたいのことはわかる。
以前の手術で癒着がありそうな場合は気腹針を避ける。 ●気腹時のトラブル ●気腹による合併症 ●トロッカーの設置
トロッカー設置に関する3原則がある。 ●トロッカー刺入の合併症 ●気腹からトロッカーの留置まで（動画）

●生検を行う際に考慮すること

●基本的な体位

●正中仰臥位（臍付近）（動画）

●左横臥、左半横臥位（動画）

●右横臥、半横臥位

●肝臓ってどれだけ見れるの？（動画）

●肝生検の方法

●生検鉗子による生検

●胆嚢系の観察（動画）

●胆汁の採取



●膵臓つてどこまで見えるの？（動画） ●膵生検の方法（動画）
人は絶対に膵臓の生検は行わない。しかし動物は生検により膵炎を誘発するということはない。 ●小腸ってどこまで見えるの？（動画） ●小腸の全層生検
小切開から小腸を腹腔外に出して生検する ●腎臓生検（動画） ●副腎の評価（動画）

●腹腔鏡下での避妊手術のメリット
内視鏡で腹腔内を十分に観察できる。
卵巣の取り残しを防ぐ、止血の確認ができる。
欄騒動静脈を少ない痛みで切除できる。 ●卵巣の取り残し ●手術後の癒着 ●卵巣摘出（動画） ●卵巣・子宮摘出（動画） ●手術後の傷

●膀胱結石摘出のメリット
傷か小さい、取り残しが防げる、膀胱粘膜・尿道の損傷が防げる、生検ができるなど ●膀胱結石の摘出（動画） ●胃腹壁固定術 ●停留睾丸摘出術（動画）9：34

●症例：胸腔内腫瘤病変の生検（動画）食道平滑筋肉腫 ●症例：心嚢膜切除（動画） ●症例：肺葉部分切除（動画） ●症例：肺葉切除（動画）

●症例：肝臓・リンパ節生検（動画） ●症例：胃壁縫合（動画） ●症例：門脈シャント（動画）
麻酔時間が長くなるので適応かどうかは疑問 ●症例：副腎腫瘍（動画） ●症例：胆嚢摘出（動画） ●症例：胃内異物（動画）

●質疑応答