VMN セミナー情報
|
開催日: 2011年11月13日(日) |
内科学セミナー 消化器内科の腹部超音波検査 -右肋間アプローチで診えるもの-
講師
演題
関連ハンドアウト(参考資料)
- 「消化器内科の腹部超音波検査 -右肋間アプローチで診えるもの-」(ご講演資料)ダウンロードする(2.59 MB)
オンデマンド
Vol.01
- 一般内科
- 一般内科
●右肋間側からアプローチすれば消化器内科の診断に必要な重要な臓器を描出することができる。
●右肋間アプローチであれば肝胆膵が見やすい?
●消化器内科(肝臓)の診断
門脈シャントは超音波でありそうか、なさそうかくらいはわかる。その後CTとか試験開腹。
●超音波の対象臓器
ある臓器に疾患が疑われても、それだけでなく腹部全体をきちんとチェックする。
●保定
仰向けは動物にかなりストレスがかかるので、日大では横臥位が基本。
Vol.02
- 一般内科
- 一般内科
●アプローチ
まず右肋間からアプローチ。なぜなら一番大切な臓器は右側から見えるから!次に左、その後正中からアプローチ。
●スキャンの順番
毎回同じ順番でプローブを当てる。
●基本の像
右肋間アプローチが世界のスタンダードになってきている。
Vol.03
- 一般内科
- 一般内科
●左側アプローチ
●腹腔鏡像との比較
●肝胆膵の診断ポイント
肝臓実質は、コントラストと形態学的変化
胆嚢/胆管系は胆嚢壁と内容物、総胆管の拡張の有無
門脈はシャンとの有無、PV/Ao比
膵臓は、コントラストと形態学的変化
Vol.04
- 一般内科
- 一般内科
●胆嚢
●すべて胆嚢の責任にしていませんか?
胆嚢以外に原因がないか確認する必要がある。
●総胆管(CBD)
●拡張したCBD
黄疸が起こっている原因を超音波で必ず確認。
膵炎の3割が黄疸を起こす。
総胆管が3mm以上拡張しているか?
Vol.05
- 一般内科
- 一般内科
●肝臓実質
コントラストは腎臓皮質と肝臓実質と脾臓実質を比べる。
●FNA
●肝臓表面の変化
Vol.06
- 一般内科
- 一般内科
●肝表面と門脈圧の変化
肝疾患は門脈圧亢進してしてくることに注意。
●後天性門脈体循環側副路APSCs
左の腎臓の尾側側をチェックすると見つけやすい。
●門脈低形成
門脈シャントと見分けがつけにくい、
後天性門脈体循環側副路と同じように左の腎臓の尾側側をチェックすると見つけやすい。但しカラードップラーでないと無理。
●門脈シャント
●PV-CVC
●PV-Az
●肝内シャント
Vol.07
- 一般内科
- 一般内科
●PV/Ao ratio
肝外の門脈シャントが通過する場所はほぼ決まっている。
肝外シャントでは肝臓への入り口で門脈が細くなることが多い。
●右肋間アプローチによる肝外CPSS検出
門脈シャントがあると9割の確率で後大静脈の下に異様な血管が描出される。
大動脈の大きさもみる。奇静脈シャントであれば奇静脈が見えるなら奇静脈シャントがある。
超音波であたりをつけてからCTを行う。
●PV/Ao ratio
門脈と大動脈の比は大体0.8だがほぼ1:1と覚えておくとよい。
シャント(肝外)があると0.65以下に低下する。
肝炎があると門脈が拡張してくるが、多発性シャントがあると拡張しないこともある。
Vol.08
- 一般内科
- 一般内科
●膵臓
まず十二指腸を見つける。その後ドップラーで膵十二指腸動静脈を確認する。
猫は左葉が見やすい。脾臓と結腸と腎臓と胃袋の間にある。
●膵炎の超音波像
膵臓が低エコー、膵管が見える、膵管が蛇行している。膵臓の表面がうねっている。
一番厚いところが1cm以上なら腫れている。
●重症膵炎
●膵癌
●その他の膵炎の超音波像
膵臓だけでなく消化管なども見るべきである。
膵炎の場合、肝外胆管閉塞を30%くらい起こすことに注意。
●門脈血栓
Vol.09
- 一般内科
- 一般内科
●質疑応答
お問合せよりご質問ください。