Home / VMNセミナー情報 / VMNスペシャルセミナー2019「整形外科ドライラボ」

インフィニティ・メディカル&オーソーメッド サテライトセミナー

  • 演題・タイムテーブル
  • セミナー概要
新しい骨折修復のためのSOP™ロッキングプレートシステム。

人工骨を使用したドライラボで実際のロッキングプレートのメカニクス、症例の選別方法、適用などを明確に。

SOP™ロッキングプレートシステム
RidgeStop™ は膝蓋骨脱臼治療のための全く新しい外科テクニック。

膝蓋骨脱臼の外科療法における最新の治療選択肢の総括や実際の適応症例などもご紹介。

RidgeStop™
※ このセミナーはInfiniti Medical&orthemed 社が学会等でオファーしている整形外科のドライラボと同内容となります。

講師紹介

Dr. Scott Rutherford
Scott Rutherford, BVMS, CertSAS, DipECVS, MRCVS
RCVS認定のヨーロッパ小動物外科学専門医
Dr. Scott Rutherford は2001年にグラスゴー大学を卒業後、6年間の一般診療を終えた2007年にノーサンバーランドのクロフト動物病院に移り、そこで小動物外科学のECVSレジデント課程に入り2012年に修了しました。2013年にはヨーロッパ小動物外科学専門医の資格を取得し、2014年にはRCVS認定専門医となり、次の2年間はノースダウンズ専門病院とウィローズ紹介病院の両施設で診療に携わっていました。彼は現在、獣医外科専門病院であるfrank. Pet Surgeons.(https://frankpetsurgeons.com/ ) の共同創設者および院長として、臨床研究と教育に積極的に取り組んでおり、最近ではチェスター大学の副指導教員も務めています。

Dr. Rutherfordは常に柔軟な思考を持ち、Orthmed社での製品開発に貢献してきました。講義では、極小型犬の骨折整復用に、最新の超薄型チタンプレートを使用した新製品を紹介し、実際に適用した症例研究の成果を報告します。本製品の市販化は来年(2020年)になりますが、日本の獣医師の皆様が今回のラボで練習できるよう、この12月に日本にお届けできることになりました。これが、日本の獣医師の皆様にとって当社新製品の特長を実感できる絶好の機会になることを願っています。

演題・タイムテーブル

12月14日(土)
9:00〜18:00(予定)
骨折整復のためのSOP™
優れた柔軟性を持ち、手術の成功率を高めるSOP™ロッキングプレートシステム
SOP™は獣医整形外科で使用されているロッキングプレートシステムです。当ロッキングプレートは強力で用途の幅広いインプラントですが、そのメカニクスや適用方法は、従来のプレートシステムとは大きく異なります。
本コースでは、SOP™システムの故障モードおよび包括的な発表文献の紹介と共に、ロッキングプレートのメカニクス、症例の選別方法、適用の仕方について取り上げます。

SOP™の利点

・3種類のサイズを利用できる(2.0mm, 2.7mm, 3.5mm)
・標準的な皮質骨スクリューを使用してロックできる
・6度の自由度で形成が可能
・弱点を持たない

当セッションで学ぶトピック

・骨折整復システム―亀裂と破損
・ロッキングプレートのテクノロジー
・SOP™の特長とバイオメカニクス
・適用部位と適用方法 
・解剖学的骨格を使用した半日実習
・発表論文紹介

受講者は当コース終了までに次の項目を理解することが目標です

・ロッキングプレートの特長
・症例の選択とSOP™システムの臨床適用
・整形外科適用の範囲においてSOP™を使用できる技術能力

12月15日(日)
9:00〜18:00(予定)
膝蓋骨脱臼のためのRidgeStop™
RidgeStop™ ― 膝蓋骨脱臼治療のための全く新しい外科テクニック
RidgeStop™は溝形成術の代替器具として手頃な価格で使用できるだけでなく、膝蓋骨脱臼の単一治療としてや、リアライメント手術の補助としても使うことができます。
当コースは2部構成になっています。まず、膝蓋骨脱臼の発病機序と治療選択に関する概要、そして外科療法おける最新の治療選択肢の総括について講義を行います。そこでRidgeStop™をご紹介し、その適用法と適応症例についても説明します。受講者には次の実習で、合成骨モデルの膝関節を使ったRidgeStop™器具およびインプラントの使い方を学んでいただきます。

RidgeStop™の利点

・施術が速くシンプルに行える
・最小外傷性である
・一貫したリッジの高さを達成できる
・有効なバリアによって膝蓋骨トラッキングを可能にする
・可逆的な施術であるThe benefits of RidgeStop™:


当セッションで学ぶトピック

・膝蓋骨脱臼の病態生理学の概説
・膝蓋骨脱臼の診断と最新の外科治療
・脱臼のグレード分類と関連する変形
・RidgeStop™の開発と理論的根拠
・RidgeStop™の施術法
・合成骨を使ったドライラボ

受講者は当コース終了までに次の項目を理解することが目標です

・溝形成術の目標
・膝蓋骨脱臼の治療選択肢
・RidgeStop™のコンセプト
・完全に自信を持ってRidgeStop™の施術を実践する 

【 ボーナスレクチャー 】
犬の十字靭帯疾患の講義では、Ridge Stopの実習後に最後の時間を使ってDr. Rutherfordがボーナスレクチャーを行う予定です。
内容は次の通りです:
犬の十字靭帯疾患 - MMP – ボーナスレクチャー
Modified Maquet Procedure (MMP)とは、前十字靭帯損傷による跛行を治療するTTA手術をさらに進化させた方法です。特殊なチタンフォームウェッジを使用することで、関節の安定化とインプラント内部への骨増殖を促進します。

講義では主に、アニメーション、ビデオ、テキスト資料を使用して製品の紹介を行います。また、当社による手技、インプラント、関連器具を開発した理論的根拠についても解説します。外科テクニックの詳細な吟味と臨床転帰が、MMPのすべての理論的側面を確かに裏付けるものとなっています。

ちなみに、MMPと十字靭帯のセクションでは時間的制約のため実習は行いませんが、整形外科に関心の高い先生方であれば、MMPの手技についてより詳しい情報を知りたいと思われるでしょう。MMP製品の写真をいくつかご紹介しておきます。

Infiniti Medical 社サイト
Infiniti Medical 社 Infiniti Medicalでは、一般的疾患に対する革新的ソリューションを獣医およびペットにお届けしています。獣医、医師、エンジニアの方々との協力を通して、弊 社では世界中の獣医により使用される先進技術のデバイスをデザインし製造しています。革新的ポートフォリオの製品を次々とお届けすることに加えて、弊社で は獣医の方々に、ステント留置やその他先進の手技を実施するための、比類のない研修機会と必要なサポートを提供することにより、獣医学分野をさらにサポー トしています。(Infiniti Medical 社のウエブサイトより)

orthomed 社サイト
Orthomed 社 Orthomed社は10年以上に渡り、最高品質の整形外科用インプラントならびに器具の開発と製造に取り組んでまいりました。現在では、世界各国にゴールドスタンダードとなるインプラント・器具・CPDを提供する会社として高い評価を頂いています。革新的なエンジニアリングを原動力として、外科医・患者である動物・飼い主様にとって望み得る最善の成果を可能にすることが、Orthomed 社の喜びです。(orthomed 社のウエブサイトより)

MedReI アジア・パシフィック動物医療学会(MedReI)は世界中から獣医療の発展・継承、および社会への寄与を願う有志が集い、先端動物医療を追求し、教育・研究・開発を目的として設立しました。
それぞれが持つ知識・技術を惜しみなく出し合い、次世代の獣医師たちに未来永劫受け継いで行ける組織として、世界中のエビデンスを集約し新たな獣医療の世界標準ガイドラインの策定を目指します。

セミナー概要

セミナー名 VMNスペシャルセミナー2019 整形外科ドライラボ
開催日時 2019年12月14日(土)、12月15日(日) 9:00〜18:00
会場 大阪動物医療センター セミナー室
対象 VMN 有料会員:VMN 有料会員 ・ヒストベット会員・院長がVMN 有料会員である病院の獣医師
VMN 非会員 :VMN 会員ではない方 ・VMN 無料会員・試行会員・学生会員
参加費 VMN 有料会員: 160,000円/日(+消費税)
VMN 非会員: 190,000円/日(+消費税)
定員 各日20名づつ(申し込み順)

会場へのアクセス

【交通案内】

地下鉄千日前線
 桜川駅より 徒歩4分
長堀鶴見緑地線
 西長堀駅より 徒歩6分
特定商取引法に関する表示
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電話 : 0120-181870 (10:00〜17:00土日祝日を除く)
FAX : 0120-440964