藤田 道郎先生の「X線画像診断をもう一度学ぼう!」シリーズ

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  • 科目:画像診断
毎日の臨床のなかでX線画像の読影で悩まれること、ありますよね。

このたび日本生命科学大学 教授および VMN Vet to Vet Board のコンサルタントでいらっしゃる藤田道郎先生を講師にお招きして、X線画像診断に関するシリーズセミナーの開催が決定いたしました。セミナーの内容について、藤田先生よりコメントを頂きましたのでご紹介いたします。
X線検査は疾患を特定するツールではなく、血液検査などと同じで画像上の異常所見の有無を見極めるツールであり、その異常所見から鑑別リストを作成するものです。またX線画像は3次元の構造物を2次元画像として描出し、そして2方向あるいは3方向の画像をもとに評価していきます。そのため、「この部位が異常所見として疑わしい!」部位であっても画像上のアーティファクトであったということもしばしばあります。しかしながら、それらの積み重ねが画像診断の精度を上げるためにも重要だと思います。
今回のシリーズでは症例画像を取り上げて、同部位の正常画像と比較しながら読影をしていくとともに、これらの画像所見と臨床徴候や種々の検査データから私がどのように疾患の優先順位を述べているのかについても紹介しますので賛否併せて活発なセミナーになればと思っています。
日本獣医生命科学大学 臨床獣医学部門治療学分野Ⅰ・教授
藤田 道郎
募集した症例画像についてディスカッションする参加型セミナーです
VMNの有料会員の皆様から実際の「症例画像」を募集し、それらを講評していただきながら、オンラインセミナー閲覧者とリアルタイムにディスカッションするスタイルの参加型セミナーです(閲覧者はチャット方式でコメント/質問ができます)。

是非、読影・講評を希望する症例画像を下記の vmn what ? 専用質問ボードにアップしてください。
X線画像を募集します セミナーで読影、講評してもらいたい症例画像、ありませんか?
vmn what ? 対応コンテンツとは
vmn what ? watch how ask try
VMNがご提案する「学び直しのためのコミュニケーションサイクル」
まずは「学び直し」をテーマにした vmn what ? 対応セミナーをご視聴ください。そこでもし、沢山の「え?どうやって?」という疑問が浮かんだら、専用質問ボードで、セミナー担当講師に直接質問してください。そうすれば、回答がダイレクトに返ってきます。疑問が解消できたと感じたら、すぐにそれを実践してみてください。それでもやはり、新たな疑問が浮かんだら…そんな、watch, how, ask, try のサイクルを、ぜひ臨床の現場でご活用ください。
講師紹介
日本獣医生命科学大学 臨床獣医学部門治療学分野Ⅰ・教授
藤田 道郎 先生
1991年  3月 日本獣医畜産大学(現、日本獣医生命科学大学)大学院博士課程修了
同年  4月 日本獣医生命科学大学 助手
1999年  4月 同大学 講師
2004年  4月 同大学 准教授
2010年 10月 同大学 教授
現在に至る
日本獣医生命科学大学付属動物医療センターでは
呼吸器科、放射線科(画像診断、放射線治療)担当。
動画アーカイブ
X線画像診断をもう一度学ぼう! 第1回
1. 呼吸の荒いラブラドール・レトリーバー
講演資料ダウンロード
呼吸器系(ご講演資料)
1スライド/ページ(カラー) ファイル容量:6.4MB
セミナー開催日:2017年7月23日  アーカイブ掲載日:2017年8月22日
  • ・呼吸の荒いラブラドール・レトリーバーの胸部X線
    ・呼吸状態(動画あり)
    ・呼吸器が健常な動物の呼気時間と吸気時間
    ・呼吸状態(動画あり)
    ・開口呼吸で呼気時間と比較して吸気時間が顕著に延長している場合
    ・何故、胸腔内気管・気管支、肺は考えにくい?
    ・開口呼吸で呼気時間と比較して吸気時間が顕著に延長している場合
  • ・正常画像
    ・喉頭腫瘍
    ・喉頭ポリープ
    ・扁平上皮癌
    ・リンパ腫
    ・今回の症例はラブラドール・レトリーバー、10歳齢。
    ・喉頭麻痺
    ・特発性喉頭麻痺の原因
    ・喉頭麻痺の原因
    ・喉頭麻痺の診断法の一つ 超音波
    ・The role of ultrasound in the assessment of laryngeal paralysis in the dog
    ・超音波喉頭所見
    ・超音波喉頭所見(正常な喉頭運動)
    ・超音波喉頭所見(喉頭麻痺)
専用質問ボード
X線画像診断をもう一度学ぼう! 第1回
2. 呼吸困難の猫
講演資料ダウンロード
呼吸器系(ご講演資料)
1スライド/ページ(カラー) ファイル容量:6.4MB
セミナー開催日:2017年7月23日  アーカイブ掲載日:2017年8月22日
  • ・症例
    ・レントゲン
  • ・次の2症例の胸部画像を見てください。(動画あり)
    ・レントゲン
    ・レントゲン 
    ・症例の呼吸状態(動画あり)
    ・透視X線像
    ・先の透視X線画像を見たうえで・・・
    ・レントゲン
  • ・横隔膜は動かないの?動けないの?
    ・症例
    ・透視X線像
    ・漏斗胸?
  • ・症例
    ・肺気腫とは?
    ・レントゲン
    ・気道内の粘稠性分泌物が肺葉の大きな気管支に
  • ・このX線写真、心臓が胸骨から離れているし、肺野の透過性も正常より亢進しているし、気胸の可能性は?
    ・胸部のX線透過性亢進所見の鑑別
    ・気胸のX線所見
    ・犬の気胸レントゲン
    ・7歳、雑種猫、主訴:咳 レントゲン
    ・肺気腫と気胸のX線所見
    ・肺血管を確認すれば良い??
    ・2歳、チワワ、呼吸困難
    ・右中葉の肺気腫
    ・肺気腫と気胸のX線所見
    ・肺気腫所見と気胸所見の鑑別
    ・肺気腫症例を気胸と思い、空気の抜去を試みてしまったら・・・・
  • ・投稿症例紹介
    ・ミニチュア・ダックスフントの呼吸困難
    ・ラブラドール・レトリーバー、7歳1ヶ月齢、去勢雄
    ・肺胞腔と間質
    ・肺胞壁の間質の構成
    ・間質パターン
    ・非構造間質パターンが認められる疾患
    ・好酸球性気管支肺炎
    ・転移性肺腫瘍
    ・原発性肺腫瘍
    ・質疑応答
  • ・ラブラドール・レトリーバー、7歳1ヶ月齢、去勢雄
    ・細菌性(気管支)肺炎が疑われるX線像
    ・吸引(誤嚥)性肺炎が疑われるX線像
    ・ラブラドール・レトリーバー、7歳1ヶ月齢、去勢雄
    ・非構造間質パターンが認められる疾患
    ・症例
    ・初診日レントゲン
    ・経 過
    ・医療センター1日目レントゲン
    ・医療センター1日目CT
    ・臨床診断
    ・治療・1
    ・治療開始2日後
    ・急性間質性肺炎(AIP)
  • ・医療センター1日目
    ・治療開始2日後
    ・治療・2
    ・治療・3
    ・治療開始35日後のレントゲン
  • ・気管虚脱と気管支拡張症
    ・この呼吸状態はどうして起こるのか?(動画あり)
    ・レントゲン
    ・気管内視鏡検査(動画あり)
  • ・質疑応答
専用質問ボード
X線画像診断をもう一度学ぼう! 第2回
呼吸器系
講演資料ダウンロード
呼吸器系(ご講演資料)
1スライド/ページ(カラー) ファイル容量:9.6MB
セミナー開催日:2017年11月12日  アーカイブ掲載日:2018年2月13日
  • ・胸部X線撮影手技
  • ・胸部X線読影の留意点
    ・副葉の位置
    ・副葉および右後葉気管支に腫瘍
    ・右肺後葉?副葉?後縦隔洞?
  • ・気管の側方変位
    ・症例
    ・短頭種ゆえのアーティファクト??
  • ・気管の狭窄
    ・気管の狭窄 同一症例、同日撮影
    ・CT像
    ・気管虚脱?アーティファクト?
    ・透視(動画あり)
    ・胸部X線読影の留意点
  • ・種類による胸腔の形の差
    ・胸腔がビヤ樽型なため、胸水貯留のように描出。
    ・ラテで心臓が胸骨から離れて描出
    ・コリー、11歳
    ・漏斗胸
    ・肺気腫
  • ・臨床徴候と他の検査所見、胸部X線所見からの鑑別診断
    ・症例
    ・現病歴
    ・CBC
    ・血液凝固線溶系検査、尿検査
    ・各種検査所見
    ・第1病日レントゲン
    ・肺胞パターン
    ・肺胞パターンが認められる場合に鑑別すべき疾患
    ・肺胞パターンが認められる疾患
    ・第1病日VD像
    ・硬化肺と無気肺
    ・無気肺所見とその解釈
    ・治療方針
    ・経過
  • ・13歳齢、雄、ミニチュア・シュナウザー
    ・硬化肺と無気肺
    ・細菌性肺炎
    ・非心原性肺水腫の原因
  • ・気管虚脱の診断
    ・単純X線検査
    ・気管虚脱の診断
    ・透視検査(動画あり)
    ・症例(動画あり)
  • ・症例(動画あり)
    ・咳誘発時(動画あり)
    ・気管虚脱の診断
  • ・ラブラドール・レトリーバー、7歳1ヶ月齢、去勢雄
    ・非構造間質パターンが認められる疾患
    ・肺のミネラル化 〜石灰化と骨化〜
    ・肺のミネラル化(肺骨腫)
    ・肺領域に認められる結節パターン
    ・ミニチュア・ダックスフンド、13歳齢
    ・2ヶ月後
    ・肺のミネラル化
    ・6歳、ゴールデン・レトリ-バー。
    ・肺のミネラル化 CT像
  • ・肺のミネラル化 〜石灰化と骨化〜
    ・転移性肺腫瘍と肺のミネラル化
    ・心原性肺水腫、間質性肺炎、肺のミネラル化
    ・肺のミネラル化
    ・質疑応答
    ・症例
    ・5年6ヶ月前
    ・2年4ヶ月前
    ・2017年9月現在
    ・肝臓のサイズにも注目
  • ・縦隔気腫(Pneumomediastinum)
    ・縦隔、胸壁、横隔膜
    ・縦隔
    ・縦隔気腫
    ・縦隔気腫のX線所見
    ・症例
    ・腎臓は後腹腔内臓器(腹腔内ではない)
  • ・なぜ避妊や去勢で縦隔気腫が起こりやすいのか?
    ・症例
専用質問ボード
X線画像診断をもう一度学ぼう! 第3回
胸部疾患の様々な結節像(様)所見について
講演資料ダウンロード
呼吸器系(ご講演資料)
1スライド/ページ(カラー) ファイル容量:41.4MB
セミナー開催日:2018年3月11日  アーカイブ掲載日:2018年8月7日
  • ・肺領域に認められる結節パターン
    ・結節パターン(レントゲン)
    ・CT
  • ・症例
    ・肺野全域にわたるびまん性微小結節像(CT)
    ・肺領域に認められる結節パターン
    ・病的結節像と紛らわしい画像
    ・肺領域に認められる結節パターン
    ・ミニチュア・ダックスフンド,13歳齢
    ・2ヶ月後
  • ・その他、こんな石灰化画像を経験することも・・・
    ・肺のミネラル化
    ・プレドニゾロン5年間服用猫(レントゲン)
    ・6歳、ゴールデン・レトリ-バー
    ・肺のミネラル化(CT)
  • ・症 例
    ・5年6ヶ月前レントゲン
    ・2年4ヶ月前レントゲン
    ・2017年9月現在レントゲン
    ・肝臓のサイズにも注目
    ・2017年9月現在CT
    ・雑種犬、呼吸器徴候認めず。
    ・約2週間後、呼吸困難
    ・胸部X線画像からミネラル化と疾患画像との鑑別が困難な場合も多々・・・
    ・転移性肺腫瘍 肺のミネラル化
    ・心原性肺水腫 間質性肺炎 肺のミネラル化
  • ・このような胸部X線画像を経験したことありませんか?
    ・症 例
    ・2017年7月レントゲン
    ・2017年11月レントゲン
    ・2017年12月26日レントゲン
    ・2018年 2月 3日レントゲン
    ・2018年 2月 3日血液検査
    ・胸部レントゲン
    ・胸部CT
    ・これらの石灰化所見はどう考えれば良い?
    ・胸水抜去後レントゲン
    ・検査結果
    ・病理診断
  • ・ミネラル化?、気管支内の分泌物結石?
    ・無数の微小結節病変があれば、散在性肺胞微石症か細気管支微石症。
    ・微石症
    ・同じ??
    ・動脈の石灰化
    ・軟部組織結節像と紛らわしい画像を少し紹介
    ・病的結節像と紛らわしい画像
  • ・病的結節像と紛らわしい画像
    ・症 例
    ・胸部CT
    ・胸だ大動脈がさらに伸展すると・・・
専用質問ボード
X線画像診断をもう一度学ぼう! 第3回
縦隔洞内のX線読影のポイント
講演資料ダウンロード
呼吸器系(ご講演資料)
1スライド/ページ(カラー) ファイル容量:41.4MB
セミナー開催日:2018年3月11日  アーカイブ掲載日:2018年8月7日
  • ・縦隔洞内の解剖
    ・縦隔洞内、胸腔内
    ・縦隔洞内器官
    ・健常動物の胸部X線画像において確認できる縦隔洞内器官
    ・縦 隔
    ・胸 腺
    ・縦隔洞気腫(Pneumomediastinum)
    ・縦隔洞気腫のX線所見
  • ・症 例
    ・術後レントゲン
    ・腎臓は後腹腔内臓器(腹腔内ではない)
    ・腹腔と後腹腔
    ・腹膜、腸間膜、腹膜腔を含む腹部の横断面像
    ・腹膜と後腹膜腔を示す中腹部横断面図
  • ・症 例
    ・一次気管切開実施当日レントゲン
    ・約2時間40分後レントゲン
    ・約9時間後レントゲン
    ・約15 or 16時間後CT
    ・胸部X線ラテラル像では肺病変と縦隔洞病変との鑑別が困難
    ・質疑応答
  • ・胸部X線ラテラル像では肺病変と縦隔洞病変との鑑別が困難
    ・肺病変と縦隔洞病変
    ・胸部X線読影の留意点
    ・正常胸部ではリンパ節は確認できない。
    ・主要な胸腔内リンパ節の位置(犬)
    ・肺門部リンパ節の位置
    ・胸腔リンパ節腫脹(症例リンパ腫)レントゲン
    ・犬胸骨リンパ節CT
    ・犬前縦隔リンパ節
    ・犬左気管気管支リンパ節
    ・犬右気管気管支リンパ節
    ・犬中気管支リンパ節
    ・主要な胸腔内リンパ節の位置(猫)
  • ・中気管気管支リンパ節腫大??
    ・顕著な左心房拡大
    ・左心房拡大透視(動画あり)
    ・肺炎、肺水腫、肺腫瘍の画像上での鑑別は困難
    ・内科療法に反応したら肺腫瘍ではなく、肺炎?
    ・症例
    ・経過1
    ・前回から2週間後レントゲン
    ・経過2
    ・前回から3週間後(17日後)レントゲン
    ・経過3
    ・前回から23日後(40日後)CT
    ・経過4
    ・前回から4日後(53日後)
    ・あなたの診断は?
    ・前回から3日後(56日後)
    ・病理組織診断
専用質問ボード
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