<呼吸器と心臓の画像診断>
特に胸部臓器は、X線フィルムのアーティファクトや撮影のタイミングなど基礎的な内容から、肺のパターン(肺胞、間質性、エアーブロンコグラム)、縦隔部の病変、胸膜腔のわかりづらい病変など、CT画像と対比することによって正確な診断に到達する方法を学びます。通常の動物病院では、なかなかCT検査まで完備することは難しいかもしれません。しかし、臨床獣医師として我々が患者にとってベストの方法を追及するとき、このような最新画像診断がかなり有力な味方になってくれるはずです。画像診断の新しい知見をぜひともご覧ください!
<消化器と腹部臓器>
慢性の下痢や嘔吐、吐出などの症例は、来院する患者の多くを占めています。そのようなときも慌てずに診断手順を踏んでいくことが大切です。この講演では、特に造影検査の有効な利用法、正常と見間違えやすい病変部の検出、スターンダードな診断法などについて、豊富なX線写真を使って丁寧に解説していただいております。
<骨のX線>
基礎から骨折、様々な疾患に至るまで、多くの画像を使いながら講演していただきました。また関節炎や関節の疾患は実際の病変部の写真と対比させながら詳しい情報をお届けします。脊髄造影検査はいまやMRI検査がとってかわるようになりましたが、それでもまだ多くの病院では手近に行なえる検査法ではないでしょうか。どこがどうちがうのか?脊髄画像検査の詳細と新しい画像検査の双方について講演していただきました。
開催地・開催日時
東京 [ 2004年1月21日(水)2004年1月22日(木) ]
大阪 [ 2004年1月28日(水)2004年1月29日(木) ]
講師
Donald E. Thrall,DVM,PhD
(ノースカロライナ州立大学)
概要
セミナー概要
Vol.01 | 肺の画像診断 | |
Vol.02 | 1.胸膜腔の画像診断 | |
2.縦隔の画像診断 | ||
Vol.03 | 心臓の画像診断 | |
Vol.04 | 1.食道の画像診断 | |
2.胃腸管の画像診断(前編) | ||
Vol.05 | 1.胃腸管の画像診断(後編) | |
2.腹部の画像診断 | ||
Vol.06 | 1.骨の画像診断(基礎) | |
2.関節・骨の画像診断(前編) | ||
Vol.07 | 1.関節・骨の画像診断(後編) | |
2.脊椎の画像診断 |
掲載日:2013/12/01
掲載日:2013/12/01
胸膜腔、肺の解剖学、犬の気管支の解剖学、胸水、胸膜裂溝のライン | ||
胸水の量の評価、撮影体位による違い、肺右中葉の虚脱、気胸、気胸のレントゲンサイン | ||
気胸、水平照射、緊張性気胸、気胸と誤診しやすい状態(循環血液量減少、皮膚の皺壁、バセットなどの特異犬種)、肺線維症 | ||
胸壁、胸膜外所見 | ||
外傷性横隔膜ヘルニア、外傷性横隔膜ヘルニアの画像診断、肺腫瘍のように見える横隔膜突出、腹膜心膜横隔膜ヘルニア |
掲載日:2013/12/01
縦隔-定義、縦隔の陰影、腹部前縦隔の陰影、若齢動物の正常な胸腺、腹部後縦隔の陰影、正常に見られる縦隔内の臓器 | ||
縦隔の異常所見、縦隔リンパ節、胸骨リンパ節、縦隔リンパ腫脹と間違えやすい病変、心基底部の腫瘍、縦隔嚢胞、縦隔内の液体、縦隔出血、粘膜下出血 | ||
気縦隔症、帰還と気管支、気管虚脱の動態、胸腔内の完全な気管虚脱、様々な気管 |
掲載日:2013/11/29
掲載日:2013/12/01
食道、食道造影、食道の造影剤、してはならないこと | ||
正常な犬の食道造影像、正常な猫の食道造影像、嚥下障害、巨大食道症、分節性巨大食道症のX線所見、広汎性巨大食道症のX線所見、先天性巨大食道症 | ||
血管輪の奇形、PRAA(右大動脈弓遺残症)、鎖骨下動脈の奇形 | ||
食道拡張、異物、PRAA、鎖骨下動脈の奇形、重複食道、後天性分節性巨大食道症、広汎性巨大食道症、クイズ |
掲載日:2013/12/01
掲載日:2013/12/11
掲載日:2013/12/11
腹部のX線検査、コントラスト、肝臓、正常、リンパ腫、リピドーシス、結節 | ||
小さい肝臓、血管造影法、門脈シャント、超音波検査、CT、核医学、MRI | ||
脾臓、正常犬、肝臓か脾臓か?、脾臓の腫瘤、脾腫、リンパ腫、結節、腹部リンパ節 |
掲載日:2013/12/11
基本、正常像、正常な骨の部位と名称、疾患の好発部位ガイドライン、罹患している骨の数と疾患のリスト、骨の損傷に対する反応は限られている、個々の病変に対する評価、骨膜における骨新生 | ||
皮質・骨の欠損、移行帯、骨病変の特徴から浸潤性を評価する、なぜわざわざ分類するのか、浸潤性か非浸潤性か?、どのように最終診断を行うか? |
掲載日:2013/12/11
変性性関節疾患(DJD)、DJDのX線サイン、関節液、骨軟骨の離断 | ||
感染性観閲炎、骨折の治癒 | ||
成長異常、尺骨の閉鎖、尺骨の骨切除術、橈骨の閉鎖 | ||
感染、腐骨、原発性骨腫瘍、X線の特徴所見、骨幹端における単骨性浸潤性病変のルールアウト | ||
小動物における若齢動物の骨疾患、骨軟骨症 | ||
骨軟骨症、X線撮影方向、上腕骨内側何顆の骨軟骨症、足根骨の骨軟骨症、距骨内側滑車の病変 |
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